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2026.06.19

【宇宙クイズ】私たちが「星の子」とよばれる一番の理由はどれでしょう?

ここまでは、答えのポイントを図版で紹介しました。ここからは、私たちの体をつくる物質が、どのように遠い昔の星とつながっているのかを、もう少しゆっくり見ていきましょう。

私たちの体は、水素、酸素、炭素、窒素、鉄など、さまざまな物質でできています。ふだんはあまり意識しませんが、これらは地球だけで突然生まれたものではありません。

そのもとになった物質は、今の太陽が生まれるよりもずっと昔、別の星の中で作られたと考えられています。星の中では、とても高い温度と大きな力によって、軽い物質が少しずつ重い物質へと変わっていきます。こうして、星の中でいろいろな物質が作られていくのです。

やがて、その星が一生を終えるころ、大きな爆発を起こすことがあります。これを「超新星爆発」といいます。星の中で作られた物質は、この爆発によって宇宙空間に広がっていきました。

ここで、少し時間を大きく広げて考えてみましょう。宇宙が誕生したのは、今から約138億年前だと考えられています。一方、私たちが暮らす太陽系が生まれたのは、今から約46億年前です。宇宙の歴史全体から見ると、太陽系はずいぶん後から生まれた存在なのです。

実はこの話には、もう一つクイズにしたくなるような大きな問いがあります。それは、「生命が生まれるためには、宇宙にどれくらいの時間が必要だったのか」という問いです。

ただ、この問いは、今回のように三択で答えを選べるほど簡単ではありません。宇宙が生まれ、星が生まれ、その星の中で物質が作られ、星が一生を終えて宇宙へ物質を広げていく。そうした星の世代交代が長い時間をかけて繰り返されることで、ようやく太陽系や地球、そして私たちの体をつくる材料がそろっていきました。

だからこそ、「私たちは星の子なのか?」というクイズの答えの奥には、まだ簡単には答えを一つに決められない、宇宙の大きな謎も隠れているのです。

宇宙に広がった物質は、長い時間をかけて再び集まっていきます。そして、今の太陽や、その周りを回る地球、月などを含む太陽系ができていきました。つまり、地球にある物質も、私たちの体をつくっている物質も、大昔の星で作られたものとつながっているのです。

そう考えると、星はただ遠くで光っているだけの存在ではありません。私たちの体の中にも、はるか昔の星のかけらがあると言えるのかもしれません。

「星の子」と聞くと、少し不思議で、ロマンチックな言葉に感じますよね。でも、それはただのたとえではなく、宇宙の長い歴史とつながった言葉でもあるのです。

さて、みなさんは正解できましたか?ぜひ、家族やお友達にもこのクイズを出してみてください。夜空の星を見上げるとき、「自分の体も、遥か遠い昔の別の星とつながっているんだ」と思うと、宇宙が少し身近に感じられるかもしれません。

これからも、宇宙がもっと身近に感じられるクイズをお届けしていきます。どうぞお楽しみに!

クイズを作ってくれたのは

 

上森規光さん

JAXAで37年間、宇宙に関わる仕事を続け、アメリカ・ワシントンでも活躍。今はHIREC株式会社の社長として、宇宙で使う部品や機械が安全に動くよう、品質を守る仕事に取り組んでいます。