2026.07.10
炊飯器や電気ポット、真空断熱ボトルなど、暮らしの中で「温度」と向き合ってきたタイガー魔法瓶株式会社。同社が培ってきた真空断熱技術はいま、宇宙実験サンプルを地上へ運ぶための温度管理にも生かされている。きっかけは、国際宇宙ステーション(ISS)から戻る貴重なサンプルを、電源に頼らず一定の温度を保ちながら運べないかという、JAXAからの相談だった。日常の保温・保冷を支えてきたその仕組みは、この挑戦を通じて、貴重なサンプルを「温度ごと守って運ぶ」ものへと射程を広げていった。宇宙への挑戦は、同社の技術の見え方と事業の広がりをどのように変えたのか。タイガー魔法瓶 R&Dマーケティンググループ統括マネージャーの南村紀史さんに聞いた。(文=JMPプロデューサー 長谷川 浩和)
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