2026.09.02
世界中で人工衛星やロケットの打ち上げが急増する中、運用終了後の機体などが軌道上に放置され続ける「宇宙デブリ」の増加は、将来の宇宙開発そのものを脅かす深刻なリスクとなっている。軌道上の安全を保つためには、運用終了後の機体を速やかに大気圏へ再突入させて処分する仕組みが不可欠だ。しかし、機体の打ち上げ能力やコスト競争力を損なわずに導入できる、実効性の高い軌道離脱ソリューションは乏しかったのが実情だ。機体性能の維持とデブリ防止の両立という課題に対し、運用を終えたロケットのデブリ化を防ぐ装置の実装に向けた新たなアプローチが動き出した。2026年6月、株式会社BULLは欧州の大手ロケット製造会社であるAvio社より、宇宙デブリ化防止装置「HORN」の調達(購入)評価に関する意向表明書(LOI)を受領したことを発表した。日本の地方発スタートアップの独自技術が、国際的な宇宙輸送インフラの一角を担おうとしている。(文=SpaceStep編集部)
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