2026.04.16

宇宙からアジアの森を査定。JAXA基金の衝撃

湿潤な空気に満ちたアジアの熱帯雨林。そこには膨大な炭素が蓄えられているが、その「緑の資産」の正確な価値を知る術は乏しかった。地上からの調査はあまりに断片的な「点」に過ぎず、広大なジャングルの微細な変化を捉え切ることはできない。この情報の空白が、カーボンクレジット市場に不透明さをもたらし、投資を阻む壁となってきた。この地上の難題を、高度数百キロメートルの「眼」で解き明かそうとするスタートアップに、国家規模の追い風が吹いた。国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)の「宇宙戦略基金」に採択された株式会社Archeda(アルケダ)の挑戦は、アジアの森林を「信頼できるデータ」へと書き換え、脱炭素経済の新たな物差しを確立しようとしている。(文=SpaceStep編集部)

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連載コラム

加速する世界の宇宙ビジネス。宇宙領域に30年以上携わってきた、株式会社2moon伊巻和弥さんから、世界の動きを解説いただく連載。宇宙ビジネスを「世界基準」で読み解き、日本の次の一手を読者と考えていく。

宇宙業界で活躍する多様なプレイヤー(=「宇宙人」)との対話を通じて、宇宙ビジネスを“自分ごと”に変えるコラム。聞き手は、ITと福祉・教育を横断して社会課題に向き合ってきたハッピー・ファム合同会社代表、五嶋 耀祥(ひな)さん。

月面開発に携わるプロフェッショナル「宇宙エンジニア」。月面居住区やプラントの建設、ロケット推進薬の開発を進めている。彼らの研究と実践を通し、日本の宇宙領域における課題感や可能性を探る。

宇宙ビジネスナビゲーターとして活躍する、株式会社minsora代表 高山 久信さん。多様なゲストと、宇宙ビジネスの可能性や面白さを読み解いていく、SpaceStep創刊記念コラム。