2026.08.05

技術から経営へ。宇宙産業、生存への転換点

宇宙はもはや、一部の技術者やベンチャー企業が夢を追う場所ではない。国家の経済・安全保障政策の根幹に据えられた今、そこは実利と競争が渦巻く巨大な市場へと変貌を遂げている。特に、総額1兆円規模の「宇宙戦略基金」という巨額の資本が投下された事実は、民間企業の参入動機を根本から書き換えた。かつての主役であったスタートアップを凌駕する勢いで、日本の伝統的な製造業や通信業といった「異業種」の参入が加速しているのだ。2026年4月に発刊された業界レポート「SPACETIDE COMPASS vol.14」は、この変容をデータで鮮明に描き出した。宇宙産業は、技術的な突破を誇る黎明期を脱し、いかに実効性のある事業モデルを構築してグローバル市場で勝利を収めるかという「経営」のフェーズへ突入している。官民の思惑が重なり、異業種が交錯するこの新たな競争の最前線で、日本の宇宙産業は真価を問われる段階に入ったといえる。(文=SpaceStep編集部)

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加速する世界の宇宙ビジネス。宇宙領域に30年以上携わってきた、株式会社2moon伊巻和弥さんから、世界の動きを解説いただく連載。宇宙ビジネスを「世界基準」で読み解き、日本の次の一手を読者と考えていく。

宇宙業界で活躍する多様なプレイヤー(=「宇宙人」)との対話を通じて、宇宙ビジネスを“自分ごと”に変えるコラム。聞き手は、ITと福祉・教育を横断して社会課題に向き合ってきたハッピー・ファム合同会社代表、五嶋 耀祥(ひな)さん。

月面開発に携わるプロフェッショナル「宇宙エンジニア」。月面居住区やプラントの建設、ロケット推進薬の開発を進めている。彼らの研究と実践を通し、日本の宇宙領域における課題感や可能性を探る。

宇宙ビジネスナビゲーターとして活躍する、株式会社minsora代表 高山 久信さん。多様なゲストと、宇宙ビジネスの可能性や面白さを読み解いていく、SpaceStep創刊記念コラム。

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