南極の次は「月面」へ。ミサワホームとYKKらが挑む、ファスナーで繋ぐ宇宙基地

月面に「服を着せる」ような感覚で、人の住処(すみか)を広げていくことはできないか。そんな一見突飛なアイデアが、人類の月面定住を支える鍵になろうとしている。過酷な宇宙環境において、重厚な資材を積み上げる従来の建築手法はあまりに非効率だ。そこで浮上したのが、軽量な素材を柔軟に繋ぎ合わせる「連結」の技術である。身近な衣服に使われる「ファスナー」の仕組みが、最先端の宇宙基地建設に革命を起こそうとしている。半世紀以上にわたり南極での挑戦を支えてきた知見が、いま究極のフロンティアである月面へと解き放たれる。(文=SpaceStep編集部)

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連載コラム

月面開発に携わるプロフェッショナル「宇宙エンジニア」。月面居住区やプラントの建設、ロケット推進薬の開発を進めている。彼らの研究と実践を通し、日本の宇宙領域における課題感や可能性を探る。

日本初の民間ロケット発射場「スペースポート紀伊」を擁する和歌山県串本町。ここで生まれ育ち、宇宙と観光を重ね合わせた地域づくりに取り組む筆者自ら「宇宙のまち・串本」の現在を発信。