2026.09.09
世界各国や民間企業による月面探査や資源開発が加速する中、月面で安全かつ正確に活動するための環境整備が急務となっている。とりわけ、地球上では当たり前に利用されているGPSのような測位インフラが月面にないことは、探査機や自動走行ローバーの正確な運行、物資輸送の効率化を阻む大きな要因のひとつであった。こうした月面活動を支える基盤インフラの欠如という課題を解消すべく、月測位衛星の実装に向けた新たなアプローチが動き出している。2026年7月、株式会社アークエッジ・スペースは、宇宙戦略基金の採択事業として開発を進める100キログラム級の月測位実証衛星の製造拠点「新木場ラボ」を東京都江東区に新設し、月に向けて打ち上げる実証衛星の製造フェーズへ移行したことを発表した。国際標準フレームワークとの相互運用性を視野に入れた衛星インフラの製造が、未来の月面開発を支える土台を築こうとしている。(文=SpaceStep編集部)
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