2026.06.01

命を守る最後の盾。有人宇宙輸送の“脱出劇”

ロケットの打上げは、人類が宇宙へ挑む最も華やかな瞬間であると同時に、最もリスクが凝縮された局面でもある。万が一、上昇中の機体に致命的な異常が発生したとき、搭乗員の命を救い出す術はあるのか。この問いへの回答こそが、日本が独自の有人宇宙輸送能力を獲得するために避けて通れない最大の壁だった。2026年3月、国立大学法人東北大学や国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)と連携して再突入技術の開発を進める株式会社ElevationSpaceが、国の宇宙戦略基金事業への参画を表明した。同社がこれまで磨き上げてきた大気圏再突入技術を、打上げ時の緊急退避システムへと転換させる。この挑戦は、宇宙を一部の専門家だけの場から、誰もが生活できる「圏内」へと広げるためのインフラ構築の第一歩となるだろう。(文=SpaceStep編集部)

公式Xで最新情報などを公開中!

人気の記事から取材の部隊裏まで、JapanStep Media Projectの取り組みをお届け中!パートナー企業・後援の皆様と創り上げた記事の随時アナウンスしています。相互フォローも募集中です!

「探す」コーナーのネタ大募集!

貴社の製品・サービス・技術を「無料」で掲載しませんか?JMP(JapanStep Media Project)では、「探す(SEARCH)」に掲載する情報を随時募集中。応募フォームに掲載頂けば、無料で掲載できます。詳細はお問い合わせフォームより。

連載コラム

加速する世界の宇宙ビジネス。宇宙領域に30年以上携わってきた、株式会社2moon伊巻和弥さんから、世界の動きを解説いただく連載。宇宙ビジネスを「世界基準」で読み解き、日本の次の一手を読者と考えていく。

宇宙業界で活躍する多様なプレイヤー(=「宇宙人」)との対話を通じて、宇宙ビジネスを“自分ごと”に変えるコラム。聞き手は、ITと福祉・教育を横断して社会課題に向き合ってきたハッピー・ファム合同会社代表、五嶋 耀祥(ひな)さん。

月面開発に携わるプロフェッショナル「宇宙エンジニア」。月面居住区やプラントの建設、ロケット推進薬の開発を進めている。彼らの研究と実践を通し、日本の宇宙領域における課題感や可能性を探る。

宇宙ビジネスナビゲーターとして活躍する、株式会社minsora代表 高山 久信さん。多様なゲストと、宇宙ビジネスの可能性や面白さを読み解いていく、SpaceStep創刊記念コラム。