2026.06.10
巨大な火柱を立てて地を蹴る、ロケット打ち上げ。その華々しい景色の裏側には、分厚い大気の抵抗と格闘し、膨大な燃料を消費するという物理的な宿命があった。もし宇宙への入り口をもっと「高い場所」に移したら、宇宙輸送のあり方はより軽やかな形に変わらないだろうか?2026年5月、福島県南相馬市のAstroX株式会社が、民間世界初となる挑戦のロードマップを提示した。高高度気球でロケットを成層圏まで運び、そこから空中発射する「Rockoon(ロックーン)方式」による宇宙空間到達ミッションである。サブオービタルロケットの最新機「FOX2」を掲げ、2026年度中に高度100キロメートル突破を目指すこの計画は、日本の宇宙ビジネスが「身軽なアクセス」という新たな強みを手にするための一歩となるだろう。(文=SpaceStep編集部)
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