JAXAの技術で血液を運ぶ。「宇宙×魔法瓶×宅配便」が実現した医療物流のラストワンマイル革命

灼熱の大気圏を突破する「宇宙カプセル」と、街中を走る「宅配便」。この全く接点のない二つが、ある技術によって一つに繋がった。2026年1月21日、JAXA発ベンチャーの株式会社ツインカプセラらが発表したのは、宇宙開発の最先端技術を注ぎ込んだ「魔法瓶」で、検体を輸送するという、これまでのの常識を覆す新たなサービスだ。電源もドライアイスも使わず、ただ箱に入れるだけで、精密機器のような温度管理を実現する――。それは、物流クライシスに喘ぐ日本の医療現場に、宇宙からもたらされた「意外な特効薬」だった。(文=SpaceStep編集部)

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連載コラム

月面開発に携わるプロフェッショナル「宇宙エンジニア」。月面居住区やプラントの建設、ロケット推進薬の開発を進めている。彼らの研究と実践を通し、日本の宇宙領域における課題感や可能性を探る。

日本初の民間ロケット発射場「スペースポート紀伊」を擁する和歌山県串本町。ここで生まれ育ち、宇宙と観光を重ね合わせた地域づくりに取り組む筆者自ら「宇宙のまち・串本」の現在を発信。