AIが「生命」になる。宇宙開拓の主体へ

人間の肉体という器は、過酷な宇宙環境の前ではあまりにも脆弱だ。真空、放射線、微小重力。これらの物理的な制約は、人類が生活圏を月面や深宇宙へと拡張する上での決定的なボトルネックであり続けてきた。これまでの宇宙探査は、いかに生身の人間を保護し、地上から遠隔操作するかという、いわば「道具の拡張」に心血を注いできたといえる。2026年4月、株式会社スペースデータが始動させた社会実装プロジェクト「AUTOMATA(オートマタ)」は、このアプローチの前提を根底から覆す。AIエージェントを自律的に進化・複製を繰り返す「人工生命」へと転換させ、人間の介入なしに宇宙文明を構築させる。知能を「道具」から「主体」へと解き放つこの挑戦は、人類の生活圏を未踏の領域へと拡張するための本質的な転換点となるはずだ。(文=SpaceStep編集部)

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連載コラム

加速する世界の宇宙ビジネス。宇宙領域に30年以上携わってきた、株式会社2moon伊巻和弥さんから、世界の動きを解説いただく連載。宇宙ビジネスを「世界基準」で読み解き、日本の次の一手を読者と考えていく。

宇宙業界で活躍する多様なプレイヤー(=「宇宙人」)との対話を通じて、宇宙ビジネスを“自分ごと”に変えるコラム。聞き手は、ITと福祉・教育を横断して社会課題に向き合ってきたハッピー・ファム合同会社代表、五嶋 耀祥(ひな)さん。

月面開発に携わるプロフェッショナル「宇宙エンジニア」。月面居住区やプラントの建設、ロケット推進薬の開発を進めている。彼らの研究と実践を通し、日本の宇宙領域における課題感や可能性を探る。

宇宙ビジネスナビゲーターとして活躍する、株式会社minsora代表 高山 久信さん。多様なゲストと、宇宙ビジネスの可能性や面白さを読み解いていく、SpaceStep創刊記念コラム。