2026.07.06
人類未踏の地であった月の南極域。ここが今、人類の新たな経済活動の舞台になろうとしている。月面にローバーを走らせ、拠点を築く。だが、宇宙空間には地図がない。地球上で私たちが当たり前に享受している「自らの位置を知る」インフラの不在。これを乗り越える必要がある。見えない座標軸を、いかに月面へと持ち込むか。2026年3月16日、株式会社アークエッジ・スペースは国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)より受託していた月測位システム(LNSS)の定常的運用に向け、フィージビリティ・スタディ※の検討を完了した。2030年代前半の運用開始を見据え、月面において10メートルという高精度な測位が、超小型衛星によって実現可能と見なしうることを示したのだ。日本が主導する「月のGPS」。国際的な月探査のルールメイキングにおける中核を担う存在として、その輪郭を現し始めている。(文=SpaceStep編集部)
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