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A4CSEL(クワッドアクセル) 鹿島建設株式会社

月面建設を現実にする、鹿島建設の“自動化・遠隔・協調”施工プラットフォーム

製品・サービスを一言でいうと

地上の建設DX技術を宇宙へ展開し、月面拠点建設を可能にする自動化施工システム

こんなお困りごとに最適!

  • 月面拠点建設の最新技術や、無人施工の最前線を深く理解したい
  • 建設DXの成果がどのように宇宙開発へ展開されているのか、その実例を知りたい
  • 通信遅延下での自律施工や遠隔オペレーションなど、未来の施工技術を体系的に学びたい

製品・サービスの特長

●自動運転・遠隔操縦・複数建機の協調運転を統合した、鹿島建設独自の次世代施工システム
●整地、掘削、モジュール設置、覆土といった月面建設プロセスを想定し、地上で繰り返し実証
●通信遅延を前提に、地球と月面をつなぐ「遠隔+自律」のハイブリッド施工を実現

A4CSEL(クワッドアクセル)サービス紹介

A4CSEL(クワッドアクセル)は、鹿島建設が開発した建設機械の自動化・遠隔化・協調化を統合した施工プラットフォームである。地上ではダムや造成現場など大規模工事の自動化に活用されてきたが、近年はその技術を“宇宙へ応用する”取り組みが本格化している。JAXAとの共同研究を軸に、2016年以降、月面を想定した無人拠点建設技術の開発が進められており、A4CSELは月面における整地、掘削、モジュール設置、覆土といった建設プロセスを支える基盤技術として期待されている。
月面や惑星での施工では、地球からの通信遅延(約1〜2秒)が大きな課題となる。A4CSELは、自律運転と遠隔操縦を連動させることで、遅延下でも安全かつ効率的に作業が進む仕組みを構築してきた。障害物回避や作業経路の判断を建機自身が担い、オペレーターは高度な判断のみを行うハイブリッド型の施工体系である。神奈川県小田原市や種子島宇宙センター周辺では、月面環境を模した地形を用いて実証実験が繰り返し行われ、複数台建機の協調作業や遠隔操作の信頼性が検証されている。
A4CSELの宇宙応用は、省人化された月面建設の実現に向けた重要なステップである。2030年代に予定される有人月面拠点の整備、さらには水資源開発や永久影エリアでのインフラ構築など、将来の月面活動を支える基盤技術として大きな役割を担う。国土交通省の「宇宙無人建設革新技術開発推進事業」に採択されるなど、その取り組みは国内外の宇宙開発機関から注目を集めている。今後もJAXAや大学との連携による実証が進み、A4CSELは“地上と宇宙の建設をつなぐ技術”として進化を続けていく。

会社概要

社名 鹿島建設株式会社
代表者名 代表取締役会長 押味 至一
設立年月日 1930年
U R L https://www.kajima.co.jp/
住所 東京都港区元赤坂1-3-1
公式S N S
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